昨日3月3日の話。平日に代休をとったので取り合えず映画を見に行く、ラースフォントリアー監督、ニコールキッドマン主演のDogville。全く予備知識なしにいったのだけど、最初びっくりした。「床に家や道を表す線が引かれただけのセットで全編撮影、緊張感あふれる衝撃の177分」 開始1分、オープニングだけのセットだろうと思ったがすぐに理解した、面白い演出。そしてこの監督のお決まり 殆ど手持ちカメラだけの撮影、JPジュネっぽい色、演劇じゃないかといってしまえばそうだけどこれ映画だし。開始2時間、またダンサーインザダーク・奇跡の海と同じかよ、開始3時間、今回は違うか・・いいじゃねぇか観客の欲望を満たす結末だ。結果、演出と合わせて忘れられない映画になってしまった。ナレーションがちょっと多いマイナス7点、ギャングを使ったマイナス5点、計88点の傑作。ニコールキッドマンって普段人を見下したような目をしてるけど(トム坊もこれにやられたべ)たまにかわいいときがあって今回もアザーズのときみたいにかわいかった、ファーの服がいいわ。これを観終わって激怒する人や落ちる人いろいろ考えることがあるものだけど、自分はなんかそれにも増して(ダイハードとか並に)スッキリしたのが大きい。憤怒と同時に間抜けなシーンもあるんだけど、馬鹿外人達は笑って誤魔化すしかない。
 時間が余る。3時間作品なので日に3回だけの上映だし、15時からの見ると18時日本武道館に間に合わないので初回11時をみたから。頭の中にドッグヴィルが入っててパンがじょうずに食べられない。春の服でも買おうと思い、去年同僚のお洒落な人に連れてってもらったDieselという格好良い洋服屋に行く。ここの服っていいんだけど値段が想像の2.2倍高い、9800だと思ったのが22000だった、買ったけど。こういう目当ての洋服屋なかったけど、こういうのできて良かった、デニム屋上がりらしいデザインでジーンズ好きには良い服屋、4半期に一回は行きたくなる。
 丁度18時、そろそろIncubus日本武道館の時間。この時点で頭に色んな情報があってなんか疲れた、メモリが一杯っつうか・・。カフェーで大嫌いな甘いものを飲んで待ち合わる、沈殿した甘みに吐き気を覚える、Incubusの姿が見えるまでサッカー話が止まらない、クローゼのブレーメン移籍に始まり11人でサッカーやったときののポジションについてまで、頭の中にIncubusは既にない。でも始まった、武道館2回席はステージほぼ真正面で凄く見やすかった、周りの席の人々も全然立たないし、団結を感じた、座ってゆっくり見るのが一番さ。Incubusは2,3年前のサマーソニックでちょっと見たんだけど、あの時はすぐ別ステージのトミーゲレロ;ブラッククレヨンにいっちゃったんだ。その後、「モーニングビュー」が売れてロックスターの仲間入り、今年新譜がでて日本武道館でやる辺りは日本でも売り出し中って感じが伝わってくる。Vo,Gu,Ba,DrにDJが加わった最近じゃよくあるタイプのバンド編成だけど、結成時位の時代ではロックバンドにDJが加わったスタイルはこのIncubusとSugarRayくらいしかいなかったような気がする。80年代にレッドホットチリペッパーと双璧だった変体系バンド FaithNoMoreを思わせる雑種ミクスチャー感覚と楽器技量の高さ、異様な曲展開をこなす演奏力、ヴォーカルの男前が魅力のバンド。1曲目は新作シングル曲、新譜はファンク度がグッと減ってストレートなロックアルバム(あと、ギターPUがハムバッカーからシングルコイルに変わったのも大きい)になったがその象徴的な曲。最初やっぱり目についたのはドラマーの人、パワフルでしかもテクニカルなすごい人だった、新作曲もストレートながらかなり散りばめていた。しかし・・・、4曲目くらいからステージ背面に妙なドラム缶みたいな巨大な物体が3本ニューっとでてきた、みんな気にしてなかったかもしれないが自分はあれが何なのか気になって仕方がない、3本とも高さが違う、曲によって高さが変わる、下がったと思ったら1曲間を置いてまたニューっとでてくる「またでるんかい」「さがるんかい」となる。舞台監督がいるとしてなぜアレを作ったのか?そしてそれをメンバーに報告して「よし、これでいこう」ってなんでなったのか?謎だ、それからというものなんかずっと口端が上がりっぱなしのニヤニヤした顔になってしまった、このバンドなんか不条理におかしい、漢字でかくと可笑しい。ギターの人はなんかちっちゃくて、キーボード弾くとき子供のピアノ発表会みたいでかわいい、速弾きギターソロがちょっともたって間引いてるのがかわいい、上手い人なんだけど。ヴォーカルも男前なのになんか可笑しい、ギターの弾き語りを始めてその姿が素人みたいだった、直立してて(まるでトレントレズナーがギターをもってしまったかのように)馴染んでなかったよ、ギターをもった時に角度とか持ち方とかで格好よさ決まるから、喋ってたPJハーヴェイには遠いぞ。裸になってからは良かった、歌も異様に上手い。でも個人的には(セクシーな男の肉体美が似ているという点で)腰フリのあるREEFのゲイリーの勝ちだな。ベースは直前にメンバーチェンジしたらしく前任のような超絶スラッププレイもなく、バンドにもまだまだ消化不良な感じ、途中でベースを置いて、ドラムスティックもってドラムセット横からタム叩いてヴォーカルの民族楽器とあわせて3人でラテンリズムセッションしてた、さすがホセという名前(差別)その後控えめにスティックを客席に落とす。そう武道館は物なげちゃいけないのだ、中学1年の時みたZIGGYのドラム大山君がいってた、その時大山君はスティックが投げられないので事前に客席の椅子の下にスティックを4本分セロハンテープで貼っといてくれたんだ、その時ばかりはみんな一斉にかがんでスティック探したよ。DJは凄い上手いがレコードを交換する時に尻をこっちに向けて箱から取り出すので可笑しかった。あと、コーラスはDJのサンプリングじゃなくて誰かやらせたほうがいいだろう、そのためにコーラス出来るベース入れたんだと思ったがまだ中途半端だった。という感じでニヤニヤしながら終わったんだが・・まぁ良かった、まだまだ演奏力は全開じゃない気がしたけど楽しめました。もしかしたら Incubus はこの不条理な可笑しさを狙ってだしているのかもしれない・・とも思ったがどうなんだろう。
 帰りに1年ぶり位に松屋に入って話題の豚丼を食う、お腹空いてるからかもしれないが旨かった。食べながら牛肉と豚肉と鶏肉が一緒くたになっている料理はこの世に存在するのだろうか?などと考える。パーティー丼と命名した。今日はまだ終わらない、家に帰ってビール飲みながらU23レバノン戦だ、田中達也大活躍だの高松ってリングスの山本だとかとりあえず平山にあてとけだのそろそろ「サブの」大久保でも投入しろ(選ばれてない)だの言いながら 4-0 で大勝し 良い気分で一日を終えたのです。