pearl jam

ten
1991 『 ten 』
 今年3月に約10年ぶりの来日公演が決定しましたので、もう一度パールジャムを聞いてみようという事です。ライブの予習的にやりそうな曲をピックアップしていくのでございます。(赤字が有力曲)まず、1991年発表のファーストアルバム「Ten」。ニルヴァーナ等のグランジブームでつかんだチャンスをものにした成功作です。
Even Flow」 初期パールジャムアメリカンロックグルーブの原点的な曲で、ライブクリップの中で浮かれるメンバーが印象的。
black」 これもやるかもしれないバラード。everything の発音「エービサンっ」が良い、デイブマシューやクリードがこのエブリサンっの影響を受けている事は間違いない。
Jeremy」 パールジャムで一番有名な曲か?この曲のPV以降、98年の「Do the Evolution」までPVを作らなかった。PVの内容は、学校でも肉親にも理解してもらえない少年ジェレミーが、雨の降る森の中で叫んだりして、最後に教室でクラスメート達を撃ち殺してしまうという内容。一躍話題となったが、すぐに放送禁止になってしまった。ボーカルのエディーヴェダーも鬼気迫る二ヤついた顔歌唱で曲を作り上げている。「Jeremy spoken in class today(ジェレミーが教室で煩かった)」。
Release」 このアルバムの中で「Jeremy」と並んで良い曲と思う。パールジャムらしい静かな田舎アメリカ3拍子雰囲気から徐々に世界を作っていく感じの曲です。ライブではオープニング曲に使われていたようで、昔から1〜3曲目は静かに始まるのが決っているみたいです。

vs
1993 『 vs 』
 共同プロデューサーにブレンダンオブライエンを迎えて(いや、知らんけど)、内容的には前作のクオリティーをあげた感じになった。音質は同じでもフレーズ的に荒々しさを増し、パールジャム初心者にお勧めな良い曲が多いと思う。
go」 アルバム出だしを飾るアップテンポな曲、このアルバムから参加したドラムのデイブアブラジーズは上手い。オルタナは楽器下手くそな印象があるけど、サウンドガーデンのマットキャメロン(現パールジャムドラマー)、ニルヴァーナのデイブグロール、スマパンのオッサンなど良いドラマーがいるとやっぱり上手くいくみたいだ。サタデーナイトライブでみたこのドラムが、フロアタムのおかづを入れてニヤッとする所がやけに頭に残っている。
animal」 1曲目の go はジャブと思う。この 「animal」が始まる瞬間はいつもいいなと思う。グルーヴ溢れる演奏に「one two three four five against one five five …」とエディが入ってくるところがまた良い。
daughter」 アコースティックな爽やかな良い曲、この系統の曲はこの後も発展していってると思う。海賊版で聞いたこの曲の最後に、ピンクフロイドの「another brick in the wall」のフレーズが出てきて客の合唱になっていた。
glorified g」 弦を引っ張ってバチッとネックに当てる音のようなギターフレーズとハネたリズムの出だしがまた良い曲。短い曲だけど、ギターソロが良くまとまっていて、パールジャムソロによくある中途半端な感じが無くて良い。
w.m.a」 この曲は多分やらないけど、だいぶ好き。タムとハットが絡んだドラムループがなんか西部劇に出てくるあの丸くてコロコロ転がってるゴミの塊を思い出してしまう。ドラムループ/ベースフレーズ以外にも歌とかフリーキーなギターとかも良い。パールジャムらしい雰囲気、言い忘れてたが歌のエディーヴェダーはインディアンと白人のハーフだからそんな感じになるのだと思う。コーラス「Policeman stopped my brother again」の繰り返し、いったい何の曲なんだろう?というかWMAって何の略だろう。
blood」 これもかなり騒がしい曲だが、その後のヴァ−ス部分のギターのワウカッティングとバックギターが良い感じです。
rearview mirror」 ポップロックバンドが出しそうなアップテンポ曲で、人気がありそう。リアビューミラーってバックミラーのことかな。
elederly woman behind the counter in a small town」 daughterよりも本格的なアコースティック曲。本当にいい雰囲気でよい。曲名からして田舎3拍子でバッチリだ。
leash」 騒々しいディストーションワウギターから流れるようなフレーズにいく展開が格好いい、「drop the leash」の合唱具合も微妙で大げさすぎずに良い。このアルバム結構あなどれないわ。

vitalogy
1994 『 vitalogy 』

 この作品からパールジャムが変わった。第2期に入ったという感じ。ライブのような音がぐっと近くに感じられる緊迫感が与えられていて素晴らしく良い。特にドラムの抜け具合とギターの歪みを抑えた直接的な音も良い。内容もややアルバム全体一作品とするトータルアルバム的なものになった。エディヴェダーの歌詞も難解になった気がする(というかこの作品からちゃんとした和訳がついただけで相変わらず分からん)。完璧なコンセプトアルバムはかなり引くけど、この位のバランスのものは良作が多い。ジャケットはタイトル「vitalogy(生命学)」らしく医学書がモチーフになっている。
last exit
なんというか伝統な8ロックドラムフレーズから始まる1曲目。凄く格好良い、シンプルなのになんでここまでなれるのか?
spin the black circle」 パールジャムで最も疾走な曲、これもえらく格好良い。パンクロックか?ロックンロールだろう。これと「ジョンの魂」の3曲目より格好いいロックンロールナンバーがあったら教えて欲しい。1曲目と供に音が勝因かな。歌詞を読むと「この針先を見てくれ・・・俺の手を見てくれ、落とすぞ・・・ゆっくりと、激しく。いよいよ始まる・・・針が触れる・・・俺を喜ばせてくれ・・・お前を見捨てたりしないから。回せ・・・黒い輪を・・・回せ・・・黒い輪を・・・回せ・・・回せ・・・」レコードをかける曲なんだろうか?それとも薬の事なんだろうか?
not for you」 変わって落ち着いた外見の曲だが「This is not for you」のシャウトが格好良い熱い曲だ。
nothing man」 田舎3拍子・・・これまでで最高の、これもクオリティが高い良い曲。ここまでくるとアメリカ人が何でパールジャム買うのかわかるだろう。グランジとかオルタナティブとか考えてないな、少ししか。「何もない男」 田舎に感動まで加わった。日本人がどうこういうものでもない気がしてきた。
whipping」 これは前作にありそうな曲だ、1分ちょっとで終わるし。しかし、アルバムのバランスは大切だ。
corduroy」 これは今までのパールジャムに無かった感じの良曲だ、アメリカンロックかな?パールジャムにはそれを引き継いでもいい力があると思う。いや、二−ルヤングとマイケルスタイプも応援してくれるだろうし。
better man」 nothingman と corduroy をあわせたようなアメリカンロック曲、これも好きな作。
satan's bed」 へんてこな曲だけど、妙に好きだ。変なギターフレーズと「Already in love」の掛合いがなんかアメリカの居酒屋感をかもし出している。
このアルバムには「pry,to」「bugs」「aye davanita」「stupid mop」 のようななんというかニューウェーブというか実験的な小曲が合間に入っている。よく聞くと結構面白くて良い曲だけど、普通の人がきくと邪魔なだけでこの作品を難解なものにしている。中古屋に大量にあるのはその為だろう、かなり良い作品なんだけどなぁ。


no code
1996 『 no code 』
 前作と方向性が同じながら、何か元気が妙になくなった落ち着いた作品になった。ハードな曲もあるけどコードストローク主体のパンク的な曲になって、なんか演奏中棒立ちで弾きそうなイメージ。最も格好いい汗をかかないクールさがある。曲ひとつひとつも前作と同じかそれ以上の出来だと思う。自分一番好きな作品になる時もある。このアルバムからドラムが元レッっどホットのジャックアイアンズになった、いや知らないけど。
some times」 2分程度の素朴なオープニングで格好いい、流石に詩も良い。
hail.hail」 アルバムの中でも激しい方のストレートな曲。このアルバム頃からちゃんと歌詞の訳をつける人が働いてくれたようで、凄く良いものが見つけられる。それまでも良かったのかもしれないけど。
who are you」 得意のアメリカン牧歌的曲、かなり良い曲。エンディング 2分30秒位から始まるループが最高。
smile」 ヘビーブルースみたいなリズムに入るハーモニカが最高。コーラスも異常にメロディアスで大好きな曲、I miss you always しか言ってないんだけれども。考えたのか?と思わせるギターソロも最高。
off he goes」 ツインアコースティックな良曲。パールジャムがあまり飽きないのはこういう曲があるからなのだ。
red mosquit」 アメリカンロック、ジャックアイアンズという人の音はこういうドラムが合う。ジャンクっぽい音が普通のアメリカンロックをあやうくオルタナティブロックにしている。
lukin」 一分のハード曲、エディがまくし立てるように歌うがそれ程格好いいわけではない。でも歌詞は面白い。
Present Tense」 好きな人にはたまらないだろう、しぶい。俺もたまらぬ。君を許していない人間は君だけだということを理解してもいい。現在形で生きるほうが より道理にかなっている。

yield
1998 『 yield 』
 このアルバムはそれまでのパールジャム水準のクオリティがないような気が・・・。
brain of j」 冒頭のキャッチ−めなリフフレーズのロック曲。格好いいが最後の効果音は絶対にいらない。
no way」 この曲のようなパールジャム特有のダルさは大好き。このアルバム、部分的にリフ主体でヘビーなものが多い。これがなんかどうもだめな感じがする。
given to fly」 明快でややポップ、子気味良いリズム感覚がありそうでなかったこれまでに曲。今風な感じになっているような感じもする。
wishlist」 いろんな変な望みをうたった曲。これは良い、前の曲が強い意思をもったものだったので、その後にこういう素朴なのを持ってこられると弱いんだ。
do the evolution」 すげぇ格好いいロックンロール曲、毒々しい内容。アメコミの「スポーン」の作者の作ったPVが「Jeremy」以来7年ぶりのビデオ作品になった。人間の馬鹿ぶりを批判するようなアニメビデオだった。「It's evolution baby」のシャウトが格好いい。
MFC」 また新しい感じのパールジャムだけど・・・
low light」 これまでのパールジャム曲に新しいポップ性を加えたような感じだけど・・・
in hiding」 これも良い曲だけど、ひっぱってからのコーラスも良い感じ・・・

binaural
2000 『 binaural 』

 ドラマーに元サウンドガーデンのマットキャメロンを迎えて(知らんけど)、この作品で再びパールジャム水準の作品を作り出した印象を与えている。しかし、ここへきて自分がなんでこんなことを書いているのかとモチベーションの問題がでてきたことが残念なところ。
breaker fall」 冒頭3曲は「vitalogy」のころのパールジャムが戻ってきた、という感じがする程格好いいロックンロール曲を連発する。たしかに気持ちがいいですね。
god's dice」 1曲目終わりからすぐくるスタートが格好いいですね、冒頭3曲の中でも一番好きです。
evacuation」 コーラスは間抜けな感じだけど、次につなげるには最良の3曲目になった。
light years」 yield 作とも違う爽やかな曲だけどこれは成功と思う。
nothing as it seems」 シングルにもなったしぶい疲れを感じる大曲、アコースティックと重厚なディレイのエレクトリックブルーズが雰囲気をかもし出している。
thin air」 前作にもあったが、大曲のあとにこういう素朴な良曲を持ってこられると弱い。しかもすごく良い曲。このアルバムで一番印象に残っています、いや、一番好きだ。
「of the girl」 牧歌的であり16リズムループな太鼓のところが気持ち良い。好きな人の為の曲。
grievance」 こわれたボーカルだ、曲展開もあもしろく後半の盛り上がりも良い。
sleight of hand」 「nothing as it seems」のような重厚な雰囲気をもった曲、これも負けず壮大な良い曲だ。
soon forget」 また大曲のあとに素朴な曲が・・・、エディのウクレレみたいな楽器のみの曲。これは最高、本当に最高。


riot act
2002 『 riot act 』
 やっと新作まできた、疲れた。今作はまたまた今までに無い奇抜メロディーとポップ感覚がある、何かいつの時代かの影響を受けている感じがするがぱっと出てきません。個人的には土臭さが減少しつつある傾向に残念してます。チャリティバンドとして、9.11の事件後の作品として注目されそうですが、サウンド的には今までで最高に落ち着いていて内に秘めた毒を持っている。曲毎のダイナミズムもなく一辺倒な曲調で日本人にはさらに馴染みにくい質になった、もう日本で若いファンがつく事はないだろう。最新作だけあってこの中の曲はほとんどやると思う。特に過去の人気曲をやるようなサービス精神のあるバンドではないので。まったり見よう。
can't keep」 1曲目らしくないダルさと単調さで幕を開ける。これは正解と思う、なかなかいい。
save you」 ロックンロール曲だが「no code」の頃のような冷めた感じがする。
love boat captain」 ライブ中に客が横倒れになって数名が死んでしまった事件を歌ったものらしい。2001年はパールジャムにとってたいへんな年になってしまったみたいです。
cropduster」 これもやはり土臭さの無いポップなロックというところだ。もっとたくさんバックコーラス入れたい。
ghost」 フレーズの強い曲だけど、コーラスにはやはり爽やかな感じである。
i am mine」 シングル曲、これは良い曲です。古臭いメロディーで流れるコーラスとアルペジオ、古臭いギター音がいい。こういう曲をもっと沢山入れて欲しかった。「Last kiss」 のカバーからできたっぽい雰囲気だ。
thumbling my way」 フォークな曲、歌詞が分からないのが痛い。
you are」 オクターブとパンニングとワウを混ぜたような印象的なギターフレーズ、ヘビーさの中にも冷たく重圧感がある。面白い曲だと思う。
green right」 あまり好きではない、今までのパールジャムっぽくなくイールドに入ってそうな今風さがやだ。
help help」 かなり変な曲だ、子守唄のようだと思ったら悪夢をみてしまったかのよう。
bushleaguer」 曲名とは裏腹に変なメロディのコーラスが気に入りました。
1/2 full」 これはパールジャムらしい感じがするたる〜いブルース的ロック、セッション風に仕上げた感じ。
ARC」 やばい、これがアルバムの中で一番すきかもしらん。インディアンと荒野を思い起こす。故郷に帰ったか?
all or none」 疲れた ブルースな最終曲、良いな。このアルバム、ニューウェーブっぽいメロディがあるかと思えば(エディだからそうは聞こえないが)物凄いおっさんでも有る。なかなか吸収しづらいが、うー微妙なポイントだ。

other song
yellow ledbetter」 素朴部類にはいるパールジャムの名曲、凄くいいです。ライブ版できくといつも大合唱。
I got ID」 これすげぃ好きなんだな、コーラスのメロディも最高だしデカイ音を抑えて抑えてやってるずれた感じのギターも良いし、日本人受けすると思う。たしかにこんなポップな曲アルバムには入ってないな。
rockin' in the free world」 二−ルヤングとの競演曲、でもパールジャムの単体カバーに比べて二−ルヤングが入るとテンポが半分になる(イントロのギターリフを二−ル爺が引き出すから)。かなり格好いいロックンロール曲に仕上がっている。
long load」 9.11のチャリティかな?普通に良い曲。
last kiss」 Wayne Cochran作曲、一発ヒット屋のJ.Frank Willson & Cavalliersが演ったもののカバーらしい。彼女が死んでしまった悲しい曲。すごい良い曲ですよ。